受講者からの質問と回答 詳細

  • 日程

  • 会場

  • 研修種類

  • 定員

  • 2012年8月2日10:00~17:45
    開催終了
    【開催名:120802_01_行徳】
    千葉県市川市
    行徳文化ホールI&I<行徳駅/徒歩5分>
    6時間研修
    講義01
    --名
第2章・一般用医薬品の基礎「かぜ」に関するご質問
ご質問「ヒアリングポイント~④薬に対する要望~」のページの「剤型について」の部分。

「剤型によって効き目の速さにそれ程違いはない」という説明だったが、店頭では錠剤と顆粒剤の違いについて聞かれたときに「顆粒剤のほうが溶けるのが速いので、速く効く」と答えている。これは間違いなのか?
回答「速く溶ける」ことと「速く吸収される」ことは関連があると思われますが、だから「速く効く」とは“言ってはいけないこと”になっています。

『医薬品等適正広告基準』の基準3(8)「効能効果の発現程度に付いての表現の範囲」において、「速効性に関する表現」では、「剤型等の比較」を してはいけないことになっています。
つまり、「液剤だから速く効く」といった表現は不適切とされています。
ただし、錠剤など同じ剤型においては「速く溶けて速く効く」とうたっている商品もあります。

店頭で説明してはいけないかどうかについてはかなり微妙な問題ですが、基本的にこうした決まりがあることを覚えておきましょう。

なお、①速く効くことを強調した場合、②剤型等の比較、③使用前・使用後的な表現の中で作用時間を明示または暗示するの3つのパターン以外で、医学薬学上、十分な証明がある場合には「速く効く」という表現を使えるようです。